器用貧乏は赤魔道士になれ

極小ベンチャー企業のひとり管理部門担当者が、多岐に渡る日々の業務のことだったり全然関係ないことだったりを書くブログ

資金繰り表のない会社などこの世から消えてなくなれ!-資金繰り表の全体像-

こんにちはこんばんは、器用貧乏のケイリです。

またもや資金繰り表について書きます。

今回のエントリーでは、まず資金繰り表の全体像について。

 

 

下図は、わたしが今回のエントリーのために即席で作った資金繰り表のExcel見本です。

ちなみになるべく適切なサイズでお見せしたかったので、7月~12月の列は非表示にしてあります。

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わたしが仕事で実際に使っているのもだいたい同じような書式です。

前任者が作成していた資金繰り表は非常に独特な形式のものだったので、汎用性を持たせるため、基本的には直接法のキャッシュフロー計算書の様式に似せて作り変えました。

実際のところ、資金繰り表というのは法定の書類ではないため、定まった書式というものはありません。

ですので、極端な話、自由に作ればいいのですが、たとえそうであっても、やはりキャッシュの不足がどういう要因で起こっているのかくらいは把握できるような様式にしておかなければならないでしょう。

そのためにも、資金繰り表の構成についてきちんと把握しておきましょう。

 

 

資金繰り表の構成

(1)経常収支

キャッシュフロー計算書の営業キャッシュフローに当たります。

本業でどれだけキャッシュが稼げるかを表しています。

この項目で、「収入-支出」がもしマイナスであれば、本業でキャッシュが稼げていないことを意味します。

つまり、本業を営んでいくために、借金などに依存しなければならず、資金繰りが悪化の一途を辿るのです。

上代金の回収サイトを早めたり、逆に仕入の支払サイトを遅くしたりなどして、状況を改善するための方策を早急に取る必要があります。

 

(2)投資収支

キャッシュフロー計算書の投資キャッシュフローに当たります。

固定資産や有価証券の購入や売却など、投資活動によるキャッシュの増減を表しています。

資金繰り表の書式によっては、この投資収支を経常収支内に含めて表示しているもの多くあります。

しかし、固定資産や有価証券の取扱いが多くない業種や企業規模の会社であれば、このように別記して固定資産の購入時期などを事前に見立てておくとよいかと思います。

 

(3)財務収支

キャッシュフロー計算書の財務キャッシュフローに当たります。

増資や銀行からの借入、もしくはその借入の返済などによるキャッシュの増減を表しています。

毎月一定額を返済するような借入をする場合、経常収支のプラス額の範囲内で返済できるように返済計画を立てられると安心です。

 

 

資金繰り表についてはこれまで概論的なことばかり書いてきましたが、この先は資金繰り表の具体的な記載内容について書いていければと思います。

 

 

30分で作る! キャッシュフロー&資金繰り表[エクセルフォーム付き]

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