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器用貧乏は赤魔道士になれ

極小ベンチャー企業のひとり管理部門担当者が、多岐に渡る日々の業務のことだったり全然関係ないことだったりを書くブログ

プレスリリースあるある話

ビジネス・企業

こんにちはこんばんは、器用貧乏のケイリです。

今回はプレスリリースに関する小ネタです。

 

わが会社は過去に何度が開発した技術やサービスに関してプレスリリースをしたことがあります。

ただプレスリリースしただけでは何も起こりませんが、新聞や雑誌に取り上げられると、多少なりとも人の目に留まる機会が増えます。

わが社がプレスリリースした際に起こった出来事を思い起こして書いてみました。

なお、うちは医療系のベンチャー企業ですので、この業界ならではの反応もあったかと思います。

 

消費者からの問い合わせ

前述したように、うちは医療系のベンチャー企業なので、この業界の慣習のようなものをご存知ない方には発表内容が分かりにくい場合があります。

以下はそういう特殊な事情だからこそ起こる事かもしれません。

 

わが社はちっぽけな会社ですので、広報担当などという立派な窓口はいません。

ですので、メールで問い合わせしてきてくれるのならいいのですが、電話で問い合わせして来られる方がいるとちょっと慌てます。しかも、プレスリリースしてからかなりたった頃に電話で問い合わせてくる方も結構います。

といいますか、医療系のニュースは高齢者の関心を引きやすく、メールより電話での問い合わせの方が多いです。

しかも、媒体に掲載されるのはプレスリリースした内容の一部だったりしますので、問い合わせをいただく方がプレス内容をかなり曲解されている場合もあります。

BtoB事業なのに、自分はいつから利用できるのかと問い合わせがあったりとか、まあそんな感じです。

 

たとえば、「●●大学が■■ということを発見した。●●大学はこれを△△の治療に活かせると考えており、実用化に向けて研究を進める」というような発表が新聞に載ったとします。

実際のところ、実用化や事業化への道のりは大変険しいものです。

生化学的にある有意義な現象を発見したとしても、それを実用化するには、まずその技術を反復・継続的に使えるものにしなくてはなりません。

さらに事業化させるには採算が取れなければなりませんが、材料の仕入れからサービス提供、アフターフォローまでの一連の繋がりにおいて、どこに暗礁に乗り上げる要因が隠れているかわかりませんから、結局事業化できない場合も往々にしてあります。

しかし、そういう事情をご存知ない方は、すぐに自分がその技術を利用できるようになるのではないかと期待されます。

 

STAP細胞の騒動で、あれが実は科学的に証明できるものでないと判明したとき、病を持つ人たちの希望を摘み取った、というような批判がありました。

ですが、たとえSTAP細胞が本当に存在していたとしても、実用化できなかった可能性は当然あったと思います。

技術を安定させて経済的な対価で提供できるようにするには、とにかく大変なのです。

だから挑戦のし甲斐があるとも言えるのですが。

 

話がちょっと反れました。

つまり、一般消費者向けでないプレスリリース内容であっても、関係なく電凸してくる方がいます、ということです。

注目して下さるのは嬉しいんですが。

ただ、私もこういう業界に勤めていなければ、プレスリリースの内容に関して一般の方と似たような認識だったんだろうなと思います。

 

ここまで書いていてふとオルテガの『大衆の反逆』を思い出しました。

大衆の反逆 (ちくま学芸文庫)

大衆の反逆 (ちくま学芸文庫)

 

かなり前に読んだ本なので記憶が曖昧ですが、たしか、科学技術を大衆が消費する、消費して当然だと大衆が思うようになった、という記述があったような気がします。

「権利」に関しても同様に、大衆が権利を持つことそのものを誇りに思った時代から、当然のようにその権利を行使する時代に変わった、と。

 

電凸についてだけ書こうと思ったのですが、それ以外のプレスリリースの反応についても少し触れておきます。

 

セールス

いろんなところからセールスの電話がかかってきたり、飛び込みの営業が来たりします。

セールスの枕詞が「業績がよろしいようで~~」なのがちょっとイラっとします。

うち儲かってませんけどなにか。

セールスの種類はいろいろですが、人材紹介会社だったり、福利厚生を提供する会社だったりと、管理業務系のセールスが多かったような気がします。

 

取材させて下さい その1

経営者のインタビュー載せます。

今活躍中のベンチャー企業を紹介するわが社のサイトに掲載します。

ただし掲載料をお支払い頂きます。

という類いのものが何社からか連絡がありました。

単なる企業広告のセールスなわけですが、本当に「取材させて下さい」って言い方で来るんです。まぎらわしい。

 

取材させて下さい その2

業界誌とか、経済誌、地方新聞などからの取材申し込みや、プレスリリースの転載の依頼など、一番欲しいリアクションです。

そしてこれらに掲載されると消費者から突然電話がかかってきます。

そしてセールスが舞い込みます。

うん、嬉しいんですけどね。ちっぽけな会社だとその後の対応にはやはり不慣れです。

プレスリリースした後の対応を任せられるサービスとかないですかね。

 

 

以上、プレスリリースにまつわるお話でした。

メディアを動かすプレスリリースはこうつくる! (DO BOOKS)

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