器用貧乏は赤魔道士になれ

極小ベンチャー企業のひとり管理部門担当者が、多岐に渡る日々の業務のことだったり全然関係ないことだったりを書くブログ

書籍購買行動と読書習慣の変化

こんにちはこんばんは、器用貧乏のケイリです。

本に関するエントリーを続けます。

なにせ今プライベートの時間に仕事のことを考えたくないし触れたくない。。せめて株主総会が終わる6月下旬までは。心がクサクサしてます。

 

さ、気を取り直して。

実はこのエントリー、随分前に書いたものなのですが、ずっとストックしたまま放置してました。

いい加減陽の目を見せてあげたいのでアップします。

 

このエントリーを書く前に、消費税法の見直しに関するエントリーを書いたのですが、そのエントリーの中でAmazonKindleのことに触れたのです。

jackofalltradesandmasterofnone.hatenablog.com

 

んで、それを書いていたときに下の記事のことがそこそこ話題になっていたのです。

 

本が売れぬのは図書館のせい? 新刊貸し出し「待った」

http://www.asahi.com/articles/ASHBW64R4HBWUCVL01B.html

 

記事の内容を簡単に述べると、出版社や作家が図書館での新刊の貸し出しをやめるように求めている、というもので、togetherにもまとめられています。

わたしとしては、本が売れなくなったのは図書館のせいなどではなく、単に「時間」というリソースを読書以外のものに割くようになったことが原因だと思いました。

上記の記事のグラフによると、書籍売上額のピークが96年でそれ以降は右肩下がりなわけですが、丁度この辺りってインターネットが一般家庭にも普及し始めた頃だったと記憶しています。

それから、人口のボリュームゾーンである第2次ベビーブーム世代(40代前半。てかわたしの世代)で大卒であれば、社会で出始めたのが大体この時期なので、仕事に忙しくて本を読む時間がなくなっちゃったのかもしれません。

 

人口の一番のボリュームゾーンは昭和22年~24年生まれの第1次ベビーブーム世代。

今は60台後半で仕事をリタイヤして時間の融通が利くようになった人も多いと思いますが、時間ができたからといってみんながみんな本を読むようになるわけではありません。

少なくとも若い頃に本を読む習慣がなかった人が、年を取って突然読書好きになるようなケースが多いとは思えません。

そういう理論でいうなら、第2次ベビーブーム世代以降の人口は減っているので、つまり若い頃から読書という趣味を持ち続ける可能性のある人の絶対数が減っており、しかも読書以外に楽しめるエンタメが増えている状況では、書籍の売上額が減るのも当然といえます。

 

もしわたしのこの思い付きが正しければ、書籍売上高を上げる、少なくとも減少カーブを緩めたいのであれば、若年層の生活において、「時間」というリソースをゲームやSNSなど他のものから奪う必要があります。

少なくとも、出版社の競争相手は図書館ではありません。逆に図書館は出版社の味方ですらあります。若い人を読書好きにするチャンスがある場なのですから。

新刊を1年間貸出しできなくしたとして、購入する人が多少増えるかもしれませんが、1年後に貸し出しを開始してもそのときには図書館の利用者のその本に対する興味が薄れていて、今以上に読まれなくなって、読者数が減ることさえあり得るのではないかと思います。

 

出版社VS図書館の話題はここまでにして。

 

ここからはわたし個人の話ですが、子供の頃から今までの読書遍歴を思い返してみて、わたしの本を読むための行動がどのように変わってきたのかをふり返ってみたいと思います。

 

まず現状はどうかというと、前回のエントリーで書いたとおり、わたしは実物の本を買うよりKindleで本を読む派です。

そして、自宅の近くにも図書館があるので、そちらもおよそ2週間に1冊の頻度で本を借りに行きます。

 

わたしが本を読むルートは3つあります。

 

1.本を買って読む

毎月買うことにしているファッション雑誌1冊と、月刊漫画雑誌1冊、隔月漫画雑誌1冊。漫画大好き。

仕事の勉強で読む本。(会計学関連。税法や会社法関連。労務関連。IT関連。生化学入門的な本など)

電子書籍化していない出版社の文庫や漫画。

電子書籍化するまで待てない漫画の新刊。(漫画は最近新刊の出版とKindleでの販売の発売日が同時のところも増えてきました。そういうところではKindleで購入しています。)

 

2.Kindleで購入して読む

電子書籍化している漫画はほぼKindleで買います。ただ上記のように、電子書籍化するまでに時間がかかる漫画は本屋で買って読みます。

あと、誰かのブログで紹介されてる本や、どこかで見かけて気になった本で電子書籍化されている場合はKindleで買います。

Kindleがなかった頃は、余程興味を持った本でない限り買うことはありませんでしたが、今は抵抗感なくすぐにポチっとしています。

確実に読書に対する出費は増えてますね。

それから、AmazonKindleの日替わりセールは毎日チェックするようにしてます。

説明文を読んで魅かれたらポチってます。

当然月初には月替わりセールも漁ります。

 

3.図書館で借りて読む

基本的に、電子書籍化しておらず、かと言って買って手元に置いておきたいと思うほどではない、でも読んでおきたい、という本は図書館で借りています。

わたしの場合、もし図書館にある本がすべて電子書籍化されていたら、高額でない限りKindleで買うでしょう。

 

次に、私が本を読むタイミングは3つ。

 

1.通勤電車の中で読む

電車に乗っている時間が片道30分くらいなので、座れるときは読んでいます。このときは図書館で借りた本を読むことが多いです。

 

2.お風呂の中で読む

半身浴が毎日の習慣ですので、その際にKindleジップロックに入れて読みます。

 

3.寝るまでのひとときに読む

だいたい仕事関係の本を読むことが多いです。

といってもドラマやアニメのDVDを流しつつの“ながら読み”をよくするので、あんまり頭に入ってないです。

 

1.2.3.ともたいていは違う本を読んでいるので、常に平行して複数の本を読んでいることになります。

 

では、今度は子供時代の読書週間を振り返ってみたいと思います。

 

ケイリ家には、キュリー夫人ヘレン・ケラーなど、偉人伝的な本が申し分程度に何冊かあっただけでした。

親が本をよく読むと子供も本好きになるといいますが、わが家ではまったく当てはまりません。

子供の頃は3世代の6人家族でしたが、本を読むのはわたしだけだったと記憶しています。わたしはケイリ家の奇行種なのです。

 

ではどこで本に出会っていたかというと、学校と公営の図書館です。

特に星座にまつわるギリシャ神話の本を好んで読んでいたのを覚えています。

ギリシャ神話に出てくる神様や勇者って、人間くさかったりちょっとおバカだったりして、その様子が気に入っていました。

しかし、小学校時代はまだ本がとても好きだと言えるほどではありませんでした。

 

わたしが本をたくさん読むようになったのは、中学生から高校生にかけてです。

いわゆるラノベライトノベル)にド嵌りしまして、『吸血鬼ハンターD』や『なんて素敵にジャパネスク』『フォーチュンクエスト』『まんが家マリナシリーズ』『破妖の剣』など、いろいろ読みました。

銀河英雄伝説』を読んだのもこの頃だったかな。

 

高校生くらいからシドニー・シェルダンなどの外国小説に手を出すようになりました。

特に嵌ったのがディーン・クーンツとアガサ・クリスティーです。ディーン・クーンツは最近はあまり読まなくなりましたが、初期の作品から『ウォッチャーズ』にかけては、どれもこれもスリルで手に汗握る面白さでした。

アガサ・クリスティーポアロシリーズが大好きで、このシリーズは全作品持っていました。

アガサ・クリスティーが好きになってからはいろんなミステリー作家の作品を読み漁りました。

 

しかし、20台後半位からつい数年前までは、あまり本を読まなくなってしまいました。

時間に余裕があるときは、仕事関係の勉強をしたり、家の用事を済ませることに時間を割いていたので、ゆっくり本を読む時間がなくなってしまったのです。

 

そんな私の読書人生に転機が訪れました。引っ越しを機にテレビを捨てたのです。今やもっぱらオンデマンド。

特に見たい番組なんてなくても、テレビってあるとついつい手を止めて見てしまうんです。

テレビを捨てたら本を読む時間ができて、ついでに平日に家事をする時間も取れました。

さらに同時期にKindleを手に入れ、さらにさらに引っ越し先の近くに図書館があったので、読書三昧の現在となっているわけです。

 

現在の読書傾向ですが、なぜか以前に比べてあまりフィクションものを読まなくなりました。

特に哲学には最近すごく興味が出てきました。自分が今まで見ていたものを違う角度から見せてくれるので。

近いうちに哲学に関する本のエントリーも書きたいと思っています。

 

でもこうして振り返ると、ラノベ以外の日本人小説家の作品をあまり読んできていません。

松岡圭祐の『探偵の探偵』シリーズとか、万城目学の『鴨川ホルモー』、伊藤計劃の『虐殺器官』や『ハーモニー』など、嵌った作品もあるのですが、なぜか自分から進んで読み漁ることがありません。んー、なぜでしょう。

 

とにかく、電子書籍の登場によって私の書籍購入にかける金額は大幅にUPしてますよ、出版社の皆さん。

さまざまな技術革新によって本を読む人はより多く読むようになり、あまり本を読まない人はさらに読まなくなった。そういうことなのかもしれません。