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器用貧乏は赤魔道士になれ

極小ベンチャー企業のひとり管理部門担当者が、多岐に渡る日々の業務のことだったり全然関係ないことだったりを書くブログ

2015年に出会った 印象に残った本 ベスト5

 年の瀬になり、たくさんの方々が2015年を締めくくるブログをアップされておられます。

 私も今年出会った本のなかで、良いと思ったものや印象に残ったものを順不同で5つピックアップしてみました。

 ベンチャー企業の管理部門を担当している関係上、それ系の本にどうしても目が行ってしまいますね。

 ちなみに”今年出会ったもの”ですので、今年の新作というわけでもありません。あしからず。

 

 「知られざる特殊特許の世界」稲森謙太郎

知られざる特殊特許の世界

知られざる特殊特許の世界

 

   特許申請というのは、多くの人には馴染みのない手続きだと思います。

  でも私たちの生活は、特許技術を活用したさまざまな商品やサービスに囲まれていますので、決して遠い世界というわけでもありません。

 この本は、漫才人形やら、球速200キロのバレーボール特訓機やら、「世界はすべてオレのもの!」というトンデモない主張の特許申請を例にして、素人にも面白く、そして分かりやすく特許の世界を教えてくれます。

 例示は特殊ですが、特許についてはひと通り説明されていますので、特許について知りたいけど難しい本は勘弁!という人にオススメです。

 

 「帳簿の世界史」ジェイコブ・ソール

帳簿の世界史

帳簿の世界史

 

  ブログにも東芝の不正会計(いまだに粉飾じゃないことになってます)について書いたことがありますが、帳簿を適切に記して正しく財政状態を知ることがどれだけ重要なことか、歴史という観点から教えてくれます。

 いかに公正に記帳するのかというその心構えだけを取ってみても、広い視野で見れば、それこそ国の繁栄や衰退に関わってくるのですよ。

 ケイリとしても身の引き締まる思いにさせてくれた本でした。

 

 「哲学がわかる本」竹田青嗣

図解 哲学がわかる本

図解 哲学がわかる本

 

  紀元前6世紀から20世紀までの哲学の系譜と代表的な哲学者たちの唱えた理論を分かりやすくまとめた本です。

 哲学に興味はあるけどどれから手をつけていいのか分からない私のようなニワカには打ってつけでした。

 ひと通り読んでみて、興味が湧いた哲学者がいたら、その人の本から哲学の世界に足を踏み入れるといいのではないかと思います。

 

  「ライ麦畑でつかまえて」J.D.サリンジャー

ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)

ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)

 

 有名すぎてもはや説明などいらない作品ですが、この本はkindleにないので図書館で借りました。

 高校生くらいのときに一度読んだことがありますが、そのときは主人公のことを「こいつ、イタイな」と思っただけ、それ以外に特に何の感想もありませんでした(当時は”イタイ”という表現はありませんでしたが)。

 何かの拍子にこの本のことを思い出したので、改めて読んでみましたが、やっぱり今でも「こいつ、イタイな」と思います。

 ただ、昔はなぜイタイと思ったのか分からなかったのですが、大人になった今なら分かります。

 とにかく全身全霊をかけて「大人になりたくねぇー!!!」と叫んでいる主人公ホールデン。

 昔仲が良かった(今は特に好きでもない)女の子が男とデートしているのが気にかかるのは、異性に興味があると見せかけつつ、実は彼女が大人の世界に行ってしまうのが気に入らないから。

 娼婦を部屋に呼んでおいて結局お帰り願うのは、ヤッてしまうと自分が大人の世界に足を踏み入れてしまうから。

 皮肉を言って大人ぶった顔をしながら、大人になるボーダーラインが目の前に迫るとひるんで動けなくなる主人公。あぁ、なんてイタイ。日本だと盗んだバイクで走り出しちゃってたかもしれない。

 彼が妹をまるで崇拝するように愛でているのは、彼女がまだまだ「子供」で、自分をその「子供」の世界に留め置いてくれる存在だからなのでしょう。

 

   「1級工業簿記・原価計算 上下巻〔平成27年度版〕(検定簿記講義)」

1級工業簿記・原価計算 上巻〔平成27年度版〕 (検定簿記講義)

1級工業簿記・原価計算 上巻〔平成27年度版〕 (検定簿記講義)

 

 上の画像は工業簿記の上巻ですが、下巻もあります。また、このシリーズはもちろん商業簿記版もあります。

 私は簿記1級保持者ですが、合格したのが随分前のことですので、時々知識のブラッシュアップのために検定用のテキストを購入します。

 簿記のテキストは大きくて分厚いものが多いのですが、このシリーズはそれ程大きくなくてしかも軽いので、通勤電車の中で読むためにカバンの中に入れておくには丁度どいいのです。

 

 kindleの購入履歴や、図書館での履歴を見ると、今年は60冊ほど本を読んだようです。

 ですので、本当は他にも(「探偵の探偵」とか)印象深い書籍があったのですが、厳選してこの5点にしました。